AYA病棟の存在
ご無沙汰しております。
知らぬ間に10月に突入してしまい、もう秋かぁ、としみじみする今日この頃。
さて、今回は前回の続きになっております。白血病と診断されてからのことを書いているので是非。↓
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さて今回は僕が入院していた病院にあった「AYA世代病棟」について簡単に書いていこうと思う。
いろいろと話題になったので知ってる方も多いかもしれないが、「AYA世代とはなんぞや」ということを簡単に説明しておく。
「AYA世代」とはAdolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指しています。
(https://ganjoho.jp/public/life_stage/aya/index.html より引用)
つまり人生のターニングポイント(進級、受験、就職、結婚など)のタイミングでがんと診断された人、という認識で僕は捉えている。
もちろんがんと診断された時の苦しみ、これからの闘病生活に老いも若いも無いのだが、そういった人生における重大なイベントが盛りだくさんのタイミングでがんになってしまうと、人生のスケジュールが一気に狂ってしまう事になる。
そこでAYA世代病棟のスタッフさん達は様々な方面から支援をしてくれる。
実際に僕も大学の事が不安になりソーシャルワーカーさんに相談したりもした。
その中でもやはり一番大きいのが共に病気と闘っている同年代の存在だ。
やはり一度がんと診断されてしまうと入院期間は長くなってしまう。
その間ずっと一人で闘うというのはなかなか過酷だ。
しかしそこで一人にならないように、保育士さんや看護師さんが「いまから皆でお話するんだけど、来ない?」や「今度ハロウィンの飾り付けするんだけど一緒に作ろう」など声をかけてくれる。もちろん一人でいたい時はきちんと意見を尊重してくれる。
そして一人に飽きてデイルーム(皆で集まる場所)に行くと共に闘う仲間達が笑っている。
その事実があるだけで「僕は一人で闘っているんじゃないんだ!」と思うことができた。
そんな良い病棟だったからこそ、昨年の12月頃に一時閉鎖したのは本当に悲しかった。(現在は再開している)
一時閉鎖の時に皆でおそろいで作ったこの「また一緒に」のストラップもいい思い出だ。
成人病棟にもたくさんの闘病仲間がいたものの、やはり同年代の存在は大きい。
この素晴らしい病棟がこれからもずっとあり続けられますように。
そしてコロナが落ち着いたらぜひともお邪魔したいところ。(悲願)
次回に続く
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さて、どうだったでしょうか。
正直、言葉だけでは表し切れない感情や物事が多すぎてうまく文にできたか分かりませんが。。。
少しでもAYA世代病棟の魅力が伝わっていたら嬉しいです。
そしてプチ情報ですがAYA世代病棟のデイルームには成人病棟では考えられませんがアコギとキーボードがおいてありました!僕はそれだけで胸がおどりました。
他にもゲーム機があったり折り紙があったり、さらには卓球台まで。すごすぎる。
次回は成人病棟へ移動してからの事を書こうかなと思っております。
皆さんの暇のお供にでもなってくれれば嬉しいです。
では!!